【2026年最新】新事業進出補助金とは?第4回公募の補助額・申請要件・スケジュールを中小企業診断士が徹底解説

「新しい事業を始めたいが、投資リスクが不安」「事業再構築補助金がなくなったと聞いたが、代わりの制度はあるのか?」
2025年度に新設された中小企業新事業進出補助金は、事業再構築補助金の後継として中小企業の新分野展開・事業転換を支援する制度です。第4回公募が2026年5月19日〜6月19日で受付中。補助上限は最大9,000万円(大幅賃上げ特例時)と、中小企業にとって大きな投資支援となります。
本記事では、中小企業診断士の視点から、新事業進出補助金の制度概要・補助額・申請要件・スケジュール・採択のコツまでを徹底解説します。
新事業進出補助金とは?
中小企業新事業進出補助金は、中小企業等が新たな事業への進出(新分野展開・業態転換・事業転換等)に必要な設備投資等を支援する補助金です。
かつての「事業再構築補助金」が2024年度で終了し、その後継として2025年度に新設されました。事業再構築補助金と比べて申請要件がシンプルになり、より使いやすい制度に進化しています。
補助額・補助率(従業員規模別)
補助金額は従業員数によって異なります。
| 従業員数 | 補助上限額 | 大幅賃上げ特例 |
|---|---|---|
| 20人以下 | 2,500万円 | 3,000万円 |
| 21〜50人 | 4,000万円 | 5,000万円 |
| 51〜100人 | 5,500万円 | 7,000万円 |
| 101人以上 | 7,000万円 | 9,000万円 |
- 補助下限: 750万円
- 補助率: 原則 1/2
- 地域別最低賃金引上げ特例(第4回新設): 2/3 に引き上げ
第4回公募スケジュール(2026年)
- 公募要領公開: 2026年3月27日(金)
- 申請受付開始: 2026年5月19日(火)
- 応募締切: 2026年6月19日(木)18:00
- 採択発表: 2026年8月頃(予定)
- 補助事業実施期間: 交付決定日から14ヶ月以内
⚠️ 第4回が現行制度としては最終公募の予定です。2026年度後半以降は「新事業進出・ものづくり補助金」として、ものづくり補助金と統合される見込みです。現行制度での申請を検討中の方は、この第4回が最後のチャンスとなる可能性があります。
対象となる経費
新事業進出に必要な以下の経費が補助対象となります。
- 建物費: 新事業のための建物の建築・改修
- 機械装置・システム構築費: 設備投資・ITシステム開発
- 技術導入費: 知的財産権の導入
- 外注費: 加工・設計等の外注
- 広告宣伝費・販売促進費: 新事業の広報活動
- 研修費: 新事業に必要なスキル習得
- クラウドサービス利用費
- 専門家経費: コンサルタント費用等
注意: 交付決定日より前に発注・契約した経費は補助対象外です。申請前の「見切り発車」は避けましょう。
申請の主な要件
- 中小企業・中堅企業であること(資本金・従業員数の要件を満たすこと)
- 新たな事業への進出であること(既存事業の延長ではなく、新分野展開・業態転換・事業転換等)
- 事業計画を策定し、認定経営革新等支援機関の確認を受けること
- 付加価値額の増加要件: 補助事業終了後3〜5年で付加価値額の年率平均3.0%以上増加
- GビズIDプライムアカウントの取得(電子申請に必須)
第4回公募の変更点(第3回との違い)
第4回公募では以下の重要な変更があります。
- 地域別最低賃金引上げ特例の新設: 該当する事業者は補助率が1/2→2/3に引き上げ
- 大幅賃上げ特例の要件明確化: 従業員の給与引き上げ計画の具体的な要件が示された
- 審査基準の一部変更: 事業計画の具体性・実現可能性がより重視される傾向
採択率を上げる5つのポイント(中小企業診断士のアドバイス)
FUN-CREATEの中小企業診断士6名体制(社内2名+パートナー4名)の知見をもとに、採択率を高めるポイントをお伝えします。
- 「なぜ新事業か」の必然性を明確に
市場環境の変化や既存事業の課題から、新事業進出の必然性をデータで示しましょう。 - 数値計画の具体性
売上・利益の見込みを月次で示し、根拠となる市場調査データを添付。「何となく伸びそう」ではなく、具体的な数字で説得力を持たせます。 - 実現可能性の担保
自社の既存リソース(技術力・人材・設備)をどう新事業に活かすかを具体的に記述。全くの異業種参入より、既存事業との「シナジー」がある方が評価されます。 - 差別化ポイントの明確化
競合他社との違いを明示。価格競争ではなく、自社ならではの付加価値を打ち出しましょう。 - 専門家の支援を受ける
認定経営革新等支援機関(中小企業診断士等)の確認が必須です。早めに専門家に相談し、計画のブラッシュアップを受けることが採択率向上の最大の近道です。
事業再構築補助金との違い
| 項目 | 新事業進出補助金 | 事業再構築補助金(終了) |
|---|---|---|
| 補助上限 | 最大9,000万円 | 最大1.5億円 |
| 補助率 | 1/2(特例2/3) | 1/2〜3/4 |
| 売上減少要件 | 不要 | 必要だった |
| 申請の複雑さ | シンプル | 複雑 |
| コロナ関連要件 | なし | あった |
最大の違いは「売上減少要件が不要」になった点です。事業再構築補助金ではコロナ禍での売上減少が前提でしたが、新事業進出補助金では売上が好調な企業でも「攻めの新事業展開」として申請できます。
2026年度以降の展望:ものづくり補助金との統合
2026年度後半以降、新事業進出補助金はものづくり補助金と統合され、「新事業進出・ものづくり補助金」として再編される見込みです。
統合後の制度詳細はまだ発表されていませんが、現行の新事業進出補助金の枠組みで申請できるのは第4回が最後となる可能性が高いです。新事業を検討中の企業は、この機会を逃さないようにしましょう。
まとめ:第4回公募(6月19日締切)に向けた準備
新事業進出補助金は、中小企業が新たな収益の柱を築くための強力な支援制度です。第4回公募のポイントを整理します。
- ✅ 補助上限: 最大7,000万円(大幅賃上げ特例で最大9,000万円)
- ✅ 補助率: 1/2(地域別最低賃金引上げ特例で2/3)
- ✅ 応募締切: 2026年6月19日(木)18:00
- ✅ 売上減少要件なし: 好調な企業も「攻めの投資」として申請可能
- ✅ 現行制度の最終回の可能性: 第4回がラストチャンスかも
「うちの新事業計画は対象になる?」「申請書類の書き方が分からない」
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