【2026年9月版】デジタル化・AI導入補助金 第5次は9/29締切|第4次を逃した企業のための逆算スケジュール

「デジタル化・AI導入補助金の第4次に間に合わなかった」というご相談を、今週に入って続けていただいています。第4次の締切は2026年8月25日(火)17:00で、すでに終了しました。
ただ、次の第5次は9月29日(火)17:00締切で、いま受付中です。まだ1か月あります。この記事では、9月29日から逆算して「今週やること」「来週やること」を、公式サイトで確認した日程だけを使って整理します。あわせて、8月31日に申請受付が始まる「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」も扱います。
(本記事の日程はすべて2026年8月26日に公式サイトの原文で確認しました。出典は記事末尾に記載しています)
結論:9月に動くなら、狙いは2つ
- デジタル化・AI導入補助金2026 第5次 — 締切 2026年9月29日(火)17:00。ITツール導入が対象。第4次を逃した方の現実的な next。
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回 — 2026年8月31日(月)から申請受付。設備投資や新事業展開が対象で、金額規模が大きいぶん準備も重い。
前者は「今から間に合う」。後者は「今から準備を始めて、年内〜年明けの採択を狙う」。性質がまったく違うので、混同しないことが大事です。
1. デジタル化・AI導入補助金2026 — 第5次の日程
通常枠・インボイス枠(インボイス対応類型/電子取引類型)・セキュリティ対策推進枠は、いずれも同じ日程です。
| 項目 | 第4次(終了) | 第5次(受付中) |
|---|---|---|
| 締切日 | 2026年8月25日(火)17:00 | 2026年9月29日(火)17:00 |
| 交付決定日 | 2026年10月7日(水)予定 | 2026年11月9日(月)予定 |
| 事業実施期間 | 交付決定〜2027年3月31日(水)17:00 予定 | 交付決定〜2027年4月30日(金)17:00 予定 |
| 実績報告期限 | 2027年3月31日(水)17:00 予定 | 2027年4月30日(金)17:00 予定 |
複数者連携デジタル化・AI導入枠は日程が別です。こちらは第3次締切分が2026年10月30日(金)17:00、交付決定が2026年12月10日(木)予定、事業実施期間が交付決定〜2027年5月31日(月)17:00 予定となっています。
締切時間「17:00」の意味に注意
公式サイトには、17:00を過ぎると申請マイページおよびIT事業者ポータルからの申請・提出が行えなくなると明記されています。さらに「締切時間を過ぎた場合は、いかなる理由であっても受付対応は一切いたしかねます」とあります。
実務では、締切前日までに提出を完了させるつもりで組んでください。当日は不測の事態(添付ファイルの不備、電子申請システムの混雑、GビズIDのログイン不調)が重なりやすい時間帯です。
9月29日から逆算した実務スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 今週(〜8月末) | GビズIDプライムの取得状況を確認する。未取得なら今すぐ申請(発行までに日数がかかるため、ここが最大のボトルネック)。導入したいITツールの候補を絞る |
| 9月第1週 | IT導入支援事業者を決め、登録済みITツールかを確認する。対象外のツールでは申請できません |
| 9月第2〜3週 | 事業計画の作成。支援事業者と申請内容をすり合わせる |
| 9月22日頃まで | 申請内容を確定し、必要書類(決算書等)を揃える |
| 9月26日(金)まで | 提出完了。締切当日を予備日として空ける |
GビズIDの取得漏れが、毎回いちばん多い落とし穴です。「事業計画は書けたのにログインできない」で締切を落とすケースが実際にあります。まだの方は、この記事を読み終えたらすぐ手続きしてください。
2. 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回
2026年6月29日に公募が開始された制度です。公式サイトには「『中小企業新事業進出補助金』と『ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金』とは異なる補助金です」と明記されています。名称が似ているため、検索で古い情報にたどり着きやすい点に注意してください。
事業枠
- 革新的新製品・サービス枠 … 革新的な新製品・新サービス開発の取組を支援
- 新事業進出枠 … 既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出
- グローバル枠 … 海外市場開拓(輸出)に向けた国内の輸出体制の強化
日程 — 締切が複数あります
公式の公募スケジュールでは、第1回のなかに締切が2つ設定されています。
| 申請受付 | 申請締切 | 採択発表 | |
|---|---|---|---|
| 1つ目 | 2026年8月31日(月) | 2026年9月30日(水)18:00(厳守) | 2026年12月 予定 |
| 2つ目 | 2026年9月30日(水) | 2026年10月30日(金)18:00(厳守) | 2027年1月 予定 |
なお公式トップページには、告知として「応募期間は令和8年9月30日(水)〜10月30日(金)18:00(厳守)」と表示されています。スケジュールページの記載と告知で見え方が異なるため、申請前に必ず公式サイトで最新の締切をご確認ください。当社としてもこの点は断定を避けます。
見落とされがちな「成果目標」
この補助金は、補助事業終了後3〜5年の事業計画において、次のすべてを満たす必要があります。
- 付加価値の年平均成長率 +4.0%以上増加
- 1人あたり給与支給総額の年平均成長率 +3.5%以上増加
- 事業場内最低賃金が地域別最低賃金より +30円以上高い水準
そして公式サイトには、「目標未達の場合は補助金の一部または全額の返還義務が生じる場合があります」と明記されています。
ここは補助金の話というより、経営計画の話です。3〜5年にわたって給与を上げ続けられるかどうかを、申請前に検討する必要があります。「取れたら得」ではなく「達成できる計画か」で判断してください。返還リスクを負ってまで取るべき補助金かは、案件ごとに変わります。
3. 制度を選ぶ前に確認したい3点
① その投資は、補助金がなくてもやるべきことか
補助金があるから設備を入れる、という順序で始めた案件は、採択後の事業計画で苦しくなりがちです。先に投資判断があり、補助金はその後押しという順序が健全です。
② 補助対象になるのは交付決定より後の契約だけ
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の公式サイトには、「交付決定日より前に補助事業に係る製品の購入や役務の提供に係る契約(発注を含む)等した経費は、補助対象になりません」と明記されています。
「申請したから発注してよい」ではありません。交付決定を待たずに発注すると、その分は対象外になります。ここは毎年、必ず事故が起きる箇所です。
③ 採択後の事務作業を担える体制があるか
実績報告、額の確定、精算払請求、事業化状況報告と、採択後にも手続きが続きます。申請時点で「誰が担当するか」を決めておかないと、後から社内が回らなくなります。
よくある質問
Q. 第4次に申請済みですが、第5次にも出せますか?
同一の事業内容で重複して申請することはできません。第4次の結果(交付決定日は2026年10月7日予定)を待つのが原則です。個別の事情は制度ごとに扱いが異なるため、事務局または支援事業者にご確認ください。
Q. 補助金額や補助率を知りたいのですが
本記事では金額を記載していません。公募回によって改定されることがあり、公開ページでは当社が本日時点で確認できなかったためです。金額・補助率は必ず各制度の公募要領(PDF)の最新版でご確認ください。当社が支援する場合も、必ず最新の公募要領を原本で確認したうえでご案内しています。
Q. ホームページ制作は補助対象になりますか?
制度と枠によって扱いが異なります。デジタル化・AI導入補助金では、登録されたITツールであることが前提です。詳しくは前回の記事(2026年8月版)でも制度の全体像を整理しています。
FUN-CREATEの補助金申請支援について
当社は中小企業診断士を中核とした専門家チームで、補助金申請の支援を行っています。デジタル化・AI導入補助金や省力化補助金などが対象です。
特徴は、「申請書を書くこと」ではなく「実行できる計画にすること」を出発点にしている点です。当社自身も自社ECを19年・9サイト運営し、RPAで20業務・月61時間の削減を実際に行っています。導入して終わりではなく、運用が回るところまでを知ったうえで計画を作ります。
ご相談は経営計画・補助金申請支援のページ、またはお問い合わせからお願いします。
まとめ
- デジタル化・AI導入補助金 第4次は8月25日で終了。第5次は9月29日(火)17:00締切で受付中
- 間に合わせる鍵はGビズIDプライムの取得。未取得なら今すぐ申請する
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回は8月31日から申請受付。ただし締切が複数あるため公式で要確認
- 後者は3〜5年の賃上げ・付加価値目標があり、未達だと返還義務が生じる場合がある。取る前に達成可能性を検討すること
- 交付決定前の発注は補助対象外。ここは毎年事故が起きる
出典(すべて2026年8月26日に確認)
- デジタル化・AI導入補助金2026「事業スケジュール」(第4次・第5次の締切日、交付決定日、事業実施期間、複数者連携枠の日程)
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金「公募スケジュール」(公募開始日、申請受付・締切、採択発表時期、交付決定前の発注に関する注記)
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金「トップページ」(事業枠、成果目標、他制度との違い、応募期間の告知)
※ 補助金の公募要領は改定されることがあります。本記事は2026年8月26日時点の公開情報にもとづいています。申請前に必ず各制度の公式サイトで最新情報をご確認ください。当社では記事公開後も定期的に再確認し、変更があれば本文を更新します。
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