【2026年8月版】いま申請できる補助金はどれ?「ものづくり補助金」終了後の最新公募状況を中小企業診断士が整理

2026年8月版 いま申請できる補助金はどれ?8月の最新公募状況を整理

「ものづくり補助金を申請したい」——そう考えて調べ始めた方は、少し戸惑うかもしれません。

2026年、ものづくり補助金は単独の制度としては終了しました。 第23次公募(2026年5月8日締切)が最後となり、新しい枠組みに統合されています。

一方で、8月時点で申請できる補助金は複数あります。ただし締切が近いもの、これから公募が始まるもの、受付が11月からのものが入り混じっていて、全体像がつかみにくい状況です。

この記事では、2026年8月1日時点の公募状況を公式サイトで確認した情報のみを使って整理します。中小企業診断士として補助金申請を支援する立場から、「いま何から動くべきか」まで踏み込んでお伝えします。


目次

1. まず結論:8月に動くべき補助金は3つ

優先度 制度 直近の締切 8月の動き方
★★★ デジタル化・AI導入補助金2026 4次 8月25日 17:00 4次を狙うなら今すぐ。間に合わなくても5次(9/29)・6次(10/30)がある
★★★ 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 10月30日 18:00(8月31日から受付開始 8月は事業計画づくりの期間。受付開始と同時に出せる準備を
★★ 省力化投資補助金 一般型 第8回 8月中旬に公募開始予定 公募要領の公開を待って即着手

逆に、いま申請できない制度もあります(第3章で解説します)。ここを取り違えると、準備した時間が無駄になります。


2. 「ものづくり補助金」はどうなったのか

制度としては終了しています

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称:ものづくり補助金)は、第23次公募(2026年5月8日締切)をもって終了しました。第24次公募の予定はありません。

後継は「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」

代わりに、新事業進出補助金と統合された新しい制度が始まっています。名称が長いのですが、実質的にはものづくり補助金の後継と考えて差し支えありません。

第1回公募のスケジュール

項目 日程
公募開始 2026年6月29日
申請受付開始 2026年8月31日
応募締切 2026年10月30日(金)18:00
採択発表 2027年1月頃

注意:当初の締切は9月30日でしたが、2026年7月17日付の公募要領改訂で10月30日に延長されました。古い情報を掲載しているサイトも多いのでご注意ください。

補助上限は大幅に拡大しています

補助枠 補助上限(賃上げ特例適用時)
革新的新製品・サービス枠 最大 2,500万円(3,500万円)
新事業進出枠 最大 7,000万円(9,000万円)
グローバル枠 最大 7,000万円(9,000万円)

補助率は中小企業で1/2〜2/3です。

8月にやるべきこと

申請受付は8月31日から。つまり8月は「準備に使える最後の1ヶ月」です。

事業計画書の作成には通常1〜2ヶ月かかります。GビズIDプライムアカウントの取得も必要で、こちらは発行までに時間を要します。8月中に着手しておかないと、10月30日の締切には実質間に合いません。

👉 制度の詳細はこちらの記事で解説しています。


3. いま申請できる補助金・できない補助金

✅ 申請できる(2026年8月1日時点)

デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)

旧称のIT導入補助金で覚えている方も多いと思いますが、名称が変わっています。今年度で最も申請機会が多い制度です。

公募回 締切
4次 2026年8月25日(火)17:00
5次 2026年9月29日(火)17:00
6次 2026年10月30日(金)17:00

対象は登録済みのITツール。ソフトウェア購入費のほか、クラウド利用料が最大2年分、導入関連費も補助対象になります。ホームページ制作やRPA導入にも活用できるケースがあります。

⚠️ 注意点:補助対象になるのは「登録済みITツール」に限られます。導入したいツールが登録されているかは事前確認が必要です。

省力化投資補助金 一般型(第8回)

第7回は2026年7月31日で締め切られました。第8回は8月中旬に公募開始予定と公式サイトに記載があります(あくまで「予定」のため、確定日程は公表を待つ必要があります)。

補助上限は従業員規模により750万円〜8,000万円。大幅賃上げの場合は最大1億円と、規模の大きい制度です。ハードとソフトを組み合わせた投資が可能です。

省力化投資補助金 カタログ注文型

こちらは随時受付で、いつでも申請できます。ただしカタログに登録された製品からの選択制です。

⚠️ ソフトウェア単体(RPAツールなど)は対象外の可能性があります。登録要件に「専用の製品等を必要としないものは対象外」という規定があるためです。導入検討時は必ず対象可否を確認してください。

小規模事業者持続化補助金(第20回)

項目 日程
申請受付 2026年11月5日〜12月15日(火)17:00
様式4(商工会議所等の発行)締切 2026年12月4日(金)

受付は11月からですが、様式4の発行を商工会・商工会議所に依頼する必要がある点に注意が必要です。書類の準備を考えると、実務上は9〜10月から動き始めるのが現実的です。

❌ いま申請できない

愛知県 中小企業デジタル化・DX促進補助金

今年度の公募は2026年5月12日で終了しています。採択事業は7月14日に公表されました。二次募集の記載は現時点でありません。

愛知県内の事業者様からご相談をいただくことが多い制度ですが、現時点では申請できません。来年度に向けた準備として、事業計画の整理を進めておくのが有効です。

中小企業成長加速化補助金

第2次公募は2026年3月26日で締切済み。第3次の公表は確認できていません。また、売上100億円超を目指す企業が対象で、対象が限定的です。


4. 制度選びで失敗しないための3つの視点

補助金は「使えるものを片っ端から申請する」ものではありません。私たちが相談を受けるときに必ず確認する3点をお伝えします。

① 公募期間と自社の準備期間が合っているか

最も多い失敗が、締切から逆算した準備期間が足りないケースです。

事業計画書は、審査員が読んで納得できるレベルに仕上げる必要があります。数字の裏付け、市場分析、投資回収の見通し——これらを揃えるには時間がかかります。「締切まで2週間しかないが出せますか」というご相談は少なくありませんが、正直に申し上げて、そこから作った計画で採択される可能性は高くありません。

② その投資は、補助金がなくてもやるべきことか

補助金は投資の一部を補助する制度であり、自己負担は必ず発生します。補助率1/2なら、半分は自社で出す必要があります。

「補助金が出るからやる」という順序だと、採択後に資金繰りが苦しくなったり、導入した設備を使いこなせなかったりします。補助金がなくてもやるべき投資を、補助金で前倒しする——この順序が健全です。

③ 採択後の義務を果たせるか

補助金には、実績報告や事業化状況報告といった採択後の義務があります。制度によっては数年間続きます。

この工数を見込んでいないと、本業を圧迫します。申請前に「採択されたら何をするのか」まで確認しておくことをおすすめします。


5. FUN-CREATEの補助金申請支援について

当社には中小企業診断士が在籍しており、補助金申請の支援を行っています。

  • 制度の選定から一緒に考えます(無理な申請はおすすめしません)
  • 事業計画書の作成を、経営分析に基づいて設計します
  • 採択後の実行支援まで対応します

書類の書き方のテクニックではなく、事業としての説得力を高めることを重視しています。補助金の審査は事業計画の中身を見るものだからです。

料金は着手金0円・成功報酬制(採択額の10%・税別)です。

※ 補助対象額が100万円未満の場合は、計画書作成の工数と見合わないため別途お見積りとさせていただきます。

まずは「自社が対象になるのか」の確認からご相談いただけます。

愛知県西尾市を拠点に、三河・名古屋エリアは訪問対応、全国はオンラインで対応しています。

👉 補助金申請支援について詳しく見る


まとめ

  • ものづくり補助金は単独制度としては終了し、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金に統合されました
  • 8月に動くべきは3つ:デジタル化・AI導入補助金(4次8/25)、新事業進出・ものづくり(8/31受付開始)、省力化投資補助金 一般型(8月中旬公募予定)
  • 愛知県のDX促進補助金は今年度終了済み。申請できません
  • 制度選びは「公募期間と準備期間が合うか」「補助金なしでもやるべき投資か」「採択後の義務を果たせるか」で判断を

補助金は制度改正が頻繁で、締切の延長・変更も起こります(実際、新事業進出・ものづくりは7月17日に締切が1ヶ月延長されました)。申請前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


参照した公式サイト(すべて2026年8月1日確認)


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十文字 眞輝
十文字 眞輝監修・執筆
代表取締役 CEOFUN-CREATE株式会社
🎓 中小企業診断士 | EC・WEB運営19年超
2006年創業。自社EC 9サイト(本店4+モール5)を19年運営してきた実運用をベースに、中小企業向けのWEB集客・DX戦略を設計。愛知県西尾市・三河地区の中小企業を中心に支援。
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